以前の記事で、日本人は特に防犯対策が必要だということをお伝えしました。まだ記事を見ていない方はこちらから☟
この記事でお伝えしたように、世界一周中にスリや盗難被害のなかった私がどのような防犯対策をしていたかご紹介します。
これはもちろん短期の海外旅行にも使える内容なので要チェック。
貴重品の入ったカバンはショルダーバッグ
これは人によるとは思うのですが、個人的にはショルダーバッグが最強だと思ってます。
私は短期の海外旅行でもショルダーバッグ使うのですが、バッグを前に持ってくることで気づかぬ間に鞄を開けられてたってことは防げるし何より自分でも出し入れしやすい。
リュックだと、いちいちヨイショって前に持ってきて開けて取り出さないといけないのがひと手間で。あと後ろから開けられても気づけないし、南京錠かければいいけどちゃんとこういった☟画像のような鍵をつける部分がないと、普通に南京錠かけただけだったら実は簡単に開けることができちゃうのも難点。
あと腰ベルトもしていないと後ろからガバッと鞄を引っ張られたら、そのまま持ってかれちゃうとも思う。私はサブバッグでリュックを背負ってる時はほぼ常に腰ベルトもします。防犯と肩の重さの負担も軽減されて楽。
メインバッグ、サブバッグには南京錠
メインバッグ(バックパックやスーツケース)とサブバッグには基本的に南京錠をいつもつけてます。貴重品の入っていないメインバッグは宿で自分が部屋にいる時ははずしてるけど、出掛けて部屋にいない時にはつける。世界一周中はメインバッグとサブバッグ(リュック)とショルダーバッグで旅してました。サブバッグは財布やパスポートは入っていないけど、パソコンやカメラが入ってるので基本これにも南京錠。
あと、バックパックの場合は取り出しやすいようにチャックが多いものが好きなんですが、それはそれで防犯面が緩くなってしまう。私は写真のように前面のカチッと開ける部分(この部分何て言うの?笑)にロックつけてました。ここにパソコンが入っていたので。左側の丸くて赤いのが100均で買ったロック。この写真には写ってないけど、右側にもロックしてました。
他の貴重品が入っていない部分は開けられてもいいので特にロックはせず。
メインバッグとサブバッグはベッドの柱などに繋ぐ
基本的に複数人部屋のドミトリーに滞在していたので、外出中に他の人に荷物を盗られないよう南京錠をかけて、更にベッドの柱などにチェーンでつないでました。こんな風に☟(かなりわかりづらい写真でごめんなさい)
左端のピンクのがチェーンです。メインバッグの外側の持ち手部分とサブバッグの背負う部分と柱を繋いでる。これもチェーン切られたりしたら終わりですが、そのままバッグごと持っていかれるのを防ぐためです。
貴重品の入った鞄は常に肌身離さず
宿にはロッカーがある所も多いけど、基本的にあまりロッカーも信用していないのでシャワー以外はトイレもキッチンでも常に鞄は持って歩きます。個室の場合は置いたまま出ることもありますが。
ブラジルでロッカーに入れてたのにロッカーの鍵壊されて盗まれたって話も聞いたので、ロッカーも安心できません。
お財布はチェーンでつなぐ
ショルダーバッグに入っているお財布はショルダーバッグのチャック部分とチェーンで繋いでます。実際の写真撮ってなかったのでイメージはこんな感じ。
財布を抜かれても気づけるし、これもチェーンを切られない限り安全。
チェーンもすぐ切られないように鉄のチェーンを。
あといつもよく物失くすので、あれ?!どこ行った\(゜ロ\)(/ロ゜)/?ってならない様にっていうのもある。(私にはこれが1番重要笑)
私がよく物を失くす話はこちら☟
パスポートも基本肌身離さず
パスポートはよくロッカーに預ける人も多いようですが、私は常に持ち歩くようにしています。
前述のようにロッカーも信用していないので、自分で持っていた方が確実だと思うのと、何かと急に身分証確認が必要な場合もあるのでその時にすぐ出せるように。バスのチケット買うときとかお酒買う時とかは特に必須。(これ重要)
宿に置いてきていて、その場で買えない・・・ってなった旅人を何人も見てます。笑
バスの中ではバッグに要注意
特に気をつけたいのがバス移動。
長距離バスではだいたいが大きな荷物をバスの下のトランクに預けて、貴重品は持って中へ入ることが多いと思います。
私のようにサブバッグのリュックを預けるか持ち込むか悩むと思いますが、私は持ち込んでいました。なぜならサブバッグにはカメラやパソコンなど貴重品も入っていたから。基本トランクに預けた荷物には貴重品は入れない方がいいです。盗まれる可能性もあるから。
私が使っていたサブバッグはこんな感じ。30リットルなのでわりと大きめ。
バス内では貴重品の入ったショルダーバッグはもちろん肩にかけたまま、抱える形でひざに置いて、サブバッグのリュックは足元に置く。上に荷物を入れるスペースがある場合もあるけど、やはり近くに置いていないと盗まれてもすぐに気づけないので、上に置いたことないです。
そして足元に置いたリュックには必ず肩にかける部分に足を絡ます。これは寝てる間に足元の荷物を盗まれないように。実際に寝てる間に横に置いていた大きなメインのバッグパック全て盗まれた人や、バス移動中寝ていて足元に置いていたリュックを盗まれた人もいます。
バッグ丸ごと盗まれることはないと思っている人もいると思いますが、そんなことない。どれだけ大きくてもどれだけ自分の近くに置いていても一瞬の隙を見て全て盗られます。
中南米ではダミー財布とダミー携帯
世界一周中、最も不安視していたのが中南米。
中南米にはバス強盗が存在する。正直私も数年前までの話だと思ってた。
けれど、実際に私が旅した2017年でも旅友がメキシコでバス強盗の被害に遭った。今でも存在するんだ・・と思うと私もその後の南米旅も気を引き締めることに。
中南米では通常のお財布とは別にダミー財布を作った。そこには2万円分しか使えないデビッドカードと20ドルのアメリカドルを入れていました。
ちなみに世界一周中のメイン財布は100均のポーチでした。笑
財布だと思わせないようにする狙い。むしろこっちのダミー財布の方が財布っぽいくらい。笑
あとこれは偶然でしたが、私は新しいスマホと古いスマホの2台持ちでした。古いスマホの方は音楽を聴いていただけなので、ほぼ利用せず。
バス強盗は財布と携帯を出せと言ってくることもあるようなので、その時にはこのダミー財布と古いスマホを差し出そうと思って用意。
幸い、被害に遭うこともなく無事に旅を終えることができました。
注意点としては、万が一バス強盗に遭った時は言われた通りお金も貴重品も差し出すこと。絶対に抵抗しないこと。
例え全財産とられたとしても、あなたの命が1番大事だから。
これはバス強盗に限らず、もしスリに遭ったりしても犯人を絶対に追いかけないこと。数年前に日本人が南米で盗難されて犯人を追いかけたことで射殺された事件もありました。お金がないと旅も続けられないし、思い出の詰まったカメラやスマホがなくなるのは耐えがたい気持ちなのもよくわかります。
でも、もう1度言います。あなたの命が1番大切なので、それ以外は手放して下さい。
命さえあれば、また旅ができます。思い出の写真は戻ってこないけどこれからまた新しい思い出を作ればいい。
セキュリティポーチ
世界一周中はお腹に巻くことで隠すことのできるセキュリティーポーチを持っていました。こんな感じの。
実際には中南米のバス移動中にのみ使用してました。理由は前述のバス強盗対策のため。この中にはパスポートと少額の現金とクレジットカード1枚。
でも、このセキュリティーポーチの存在は恐らくすでに知られているので、場合によってはお腹触られて調べられてバレてしまう可能性もあります。その時は仕方ない。差し出しましょう。
カードは分散、複数枚持っていく
これは貴重品の入ったセキュリティポーチを、これから世界一周1ヵ国目に向かうぞっていう時のマニラの空港のラウンジに置き忘れた事件をきっかけに、カードは財布だけではなく分散して入れるようにしました。その時の話はこちら☟
私はメイン財布に3枚とセキュリティポーチに1枚。更にサブバッグにも1枚入れて計5枚持ってました。カードについてはまた別記事でまとめてご紹介します。クレジットカードは複数枚せめて2枚以上は持っていった方がいいです。使えなかったり、紛失したり何があるかわからないので。
銀行も分散
また万が一何かあった時のために、銀行も分散させてました。これも長くなるので別記事にしますが、多少面倒ではあるものの、今ではネットバンキングで簡単に操作できるし、やっていて良かったなと思います。
スキミング防止カバー
これは世界中で起こりうることですが、スキミングといってクレジットカードの磁気ストライプを読み取り情報を抜き取られて不正利用される場合もあります。それを防ぐために、スキミング防止カバーが売っているので、カードをそれに入れてから財布に入れていました。私が使っていたのはこちら☟
ちなみにパスポート用もあり、念のためパスポートもこれに入れて持っていました。実際に旅友でも何人もスキミングされてお金が引き落とされていたり、利用されているのに気づきカード会社に連絡した人がいます。
私はこのカバーのおかげだったかは謎ですが、今まで一度も被害に遭ったことはありません。
カメラはぶら下げて歩かない
私はNikonの一眼レフを持っていったのですが、基本的にカメラは使う時にだけ出して使っていない間は首にぶら下げるのではなく毎回ショルダーバッグに閉まってました。
なぜなら、一眼レフが高価なものだと皆知っているから。お金持ちと思われることで詐欺やスリなどのターゲットにされることもある。特にNikonやCanonなどは世界中でも有名です。人によってはこのロゴマークを黒テープなどで見えなくしたり、カメラにガムテープなど張り付けてわざと故障していてボロボロのように見せかけたりして対策をする人も。
治安が良さそうな国や場所なら、ぶら下げたままでもそこまで気にしなくても大丈夫かなとも思います。正直いちいち出し入れするのも相当面倒。笑
日本人相手でも防犯対策を
以前にも別記事で書きましたが、日本人が日本人に盗難被害にも遭っています。一緒にいるのが同じ日本人だとしても防犯対策は緩めずにやっておいた方がお互いのため。日本人を疑いたくないけど、もし盗られてしまったら疑うしかありません。そんな状況にならないためにも、まずは自分がしっかりと防犯対策して盗られないようにしておく。
まとめ
主に世界一周中の防犯対策について書きましたが、もし短期の旅行で治安が良い場所であればここまで徹底しなくても良いかなとは思います。それでも私ならこの対策だけはする☟
・ショルダーバッグ
・財布は鞄とチェーンで繋ぐ
・南京錠でロックしておく
・貴重品とパスポートは肌身離さず
・カメラぶら下げない(治安の良い場所以外)
もし中南米なら、これに更にダミー財布と携帯も用意して、カードも分散させておく。
防犯対策をしっかりして、安全に海外旅行を楽しんでください^^
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