健康だけが取り柄と言っていいほど、
大きなケガや病気もなく生きてきた私。
もちろん、手術や入院もしたことありませんでした。
そんな私が外国のオーストラリアで
生まれて初めて手術して入院したお話の後編。
前編を見ていないからはこちらから☟☟
緊急手術、費用の不安
病院に到着してから約5時間待たされ、
やっとエコー検査してもらえる。
長すぎ・・・。
結果を伝えにドクターが来て、
ここでようやく電話通訳してくれる。
(いや、おせーわ( ゚Д゚)!!)
結果、盲腸でした。
状態はとっても悪い訳ではないので、
今日は様子を見て、明日の朝手術するかどうか決めます。と。
あれ?これ手術しないパターンもあるのかな、と一筋の光が見え、寝ようとしたところ。
1時間も経たずにドクターがきて、
電話通訳で、衝撃の事実を伝えられる。
「やっぱり今日これから手術することにしたよーん。
顕微鏡手術といって、お腹に3つ小さな穴を開ける手術。
万が一、それで難しい場合には開腹手術になるよっ。じゃー今からこれにささっとサインしちゃって!」
そのあとは同意書にサインして、すぐに手術室へ。
もう動揺しまくり。
そんな私を見かねてナースの一人が、
日本人のナースを連れてきてくれた。
どれほど、ほっとしたことか・・・。
普通に半泣き。いや、もう泣いてた。
その方も5か月前くらにオーストラリアで働き始めたばかりだとか。
この英語の環境でナースのお仕事するって本当に凄いことだなぁと思いました。
そして私が何より気になっていたのが、費用。
利用した楽天プレミアムカードの海外保険は、
保険金は300万円までが適用範囲内。
オーストラリア 盲腸 費用 で検索したところ、ピンキリで低いものだと90万円ほど。
ただ、とある記事では560万円かかったと書いてたのです( ゚Д゚)!
もし560万円だと、
残りの260万円は自己負担・・・
え、無理。
事前に費用がどれくらいかかるのかを聞くことができるか、
その日本人ナースさんに相談。
「そうですね・・・。でもどっちみち手術は受けないといけないので・・・」
いや、仰る通り。
高いから手術受けませんって無理ですもんね。グチグチ言ってごめんなさい。笑
実は盲腸って処置が遅ければ死に至る病気。
普通は救急車呼んで病院行くレベルの痛さで
よく自力で病院きたねってびっくりされました。笑
だからこそ、異変に気付いたら我慢せず一刻も早く病院に行ってください。
私は翌朝まで我慢してしまったけど、保険会社も24時間対応している場合もあるし、緊急であれば夜間も空いてる緊急外来へ。
ちなみにオーストラリアは州により異なっているものの基本的に救急車を呼ぶのは有料で1000ドル(約8万円)以上かかる場合もあるので(一部の州は定住者の場合は州が負担してくれる所もあり)救急車が無料の日本って素晴らしすぎない?
そんな訳で少し吹っ切れて手術。
何度も同じ質問したり、
ナースやドクターが常に入れ替わってるのに不信感しかなかったけど、
先進国だしオーストラリアの医療はきっとちゃんとしてるはずと言い聞かし。
全身麻酔だったので、全く記憶がないまま
病室で目が覚める。
手術時間はおよそ1時間半ほどだったそう。
その日はそのまま疲れて就寝。
This is Australia!!(これがオーストラリア!!)
翌朝、ドクターが来ました。
手術が無事に成功したこと。
今日は入院して明日の午前中に退院できること。
痛くても今日から少し歩く必要があること。
退院しても2か月は重いものを持ってはいけない。
など、がっつり英語で説明されました。
いや、ここも電話通訳してほしかった・・・・( ゚Д゚)
めちゃくちゃ肝心な所じゃないかーい!もういいけどさ・・ごにょごにょ(諦め)
日本で盲腸の手術だと、約1週間ほど入院するみたい。
それがオーストラリアではたった2泊だけなのも驚くけど、
もっと驚いたのが病院食。
術後は盲腸の時とはまた違ったお腹の痛みが。
私的には盲腸よりも術後の方が痛かった。
そんな激痛の中、出てきた病院食。ランチ。
がっつり肉ーー( ゚Д゚)!!
さすがオーストラリア。あっぱれ。
よっ!!いいぞ、もっとやれ!
日本だと流動食のおかゆとかから
通常の食事に戻していきますよね?
普段なら嬉しいはずの肉料理もぜんっぜん食欲なし。笑
こちとら数時間前に腹切って痛いんだわ!!食えるかっ( ゚Д゚)
切実におかゆ食べたかったです。あーめん。
夜ももちろん、どーん。
ヨーグルトとフルーツがあったのがせめてもの救いでした。
本当に退院?ここでもやっぱりパナドール
翌日、朝食を食べてゆっくりしていました。
10時頃にナースが書類と薬を持ってきてくれた。
薬は2週間分。
あまりにも痛すぎたので、
(まじでこの痛さで退院させるのかよ・・・)
「もし2週間経っても痛かったら、またこの病院に来るんですか?」と聞いた。
「もう病院に来る必要はないよーん。痛かったらパナドール飲んでね」
出た!何でもパナドール。
そんなに万能薬なんですか?なんなんですか?(あまり信用していない)
不幸中の幸いで、
家が病院の隣だったので、なんとか歩いて帰れた・・。
しばらくは歩く度にお腹に激痛が走って、
痛みが和らいできたのは術後10日くらいでした。
盲腸の原因って?
盲腸の原因は諸説あって、いまだに不明とされているよう。
諸説の中には、ストレスであったり
暴飲暴食が原因とあった。
思い当たる節・・・あるわ。
ありまくり。笑
手術したのでもう盲腸になることはないけれど、これを機に食生活を改めようと決意。
できるだけ野菜や果物もしっかり食べるように。
オーストラリアで盲腸になった時の手術入院費用は?
後日、手違いで私宛に届いた明細で
費用を知りました。
6336AUSドルです。(約54万円)
これに手術費用が含まれていたか不明ですが、
恐らく手術費用は含まれていない金額だと思います。
入院費用が2日間で5556ドルなので、
1日あたり約24万円。高っ・・・。
なので、もっと入院を要する病気になると更に高額に。
オーストラリアでは地域によっても費用が異なるよう。
私の場合はパースで国立病院。
私立病院だともっと高くなるみたいです。
キャッシュレス対応可能な保険だったので、今回一銭も支払いはありませんでしたが、
保険の内容によっては、事前に自分で支払い、後に保険金請求して保険金を受け取る場合もあるので確認が必要です。
大金がない場合はキャッシュレスが安心ですね。
本来であれば、請求は病院と保険会社の間で行うのですが、
なぜかオーストラリアの会計機関から
支払い督促のメールが私宛に来るという。
「電話も通じず、
住所に請求書を送ったがそれも無視されているので、これが最終通告のメールです。
すぐに支払わなければ債権回収会社に連絡しちゃうんだからねっ。」
といった内容。
いや、いや、やめて。ブラックリスト載せないで( ゚Д゚)
びっくりして、
すぐに保険会社に連絡して対応してもらうも、
その後もまたメールが来たり・・・。
本来であれば、大きな病院(手術した病院)が小さな病院(最初に行った病院)に請求して、
小さな病院から保険会社に請求するようなのですが、
なぜか大きい病院が直接私に請求してくるっていう・・・。
これで更にオーストラリアの医療機関に対する不信感は募ったのでした。ちゃんちゃん。
もちろん、この後すぐにオーストラリアにいても入れる保険に入りました。保険大事。必須。ないのはダメ、絶対。(広告風)
ちなみに、盲腸の疑いがある段階でお母さんに電話しましたが繋がらず。術後であれば言っても心配かけるだけだから治ってから話すかーと思ってたら、そもそも折り返しの電話すら来なかった。母、もはや完全に世界一周しても元気で帰ってきた娘になんの心配もしなくなってる。笑
せめて、折り返して。娘結構大変なことになってるから。
盲腸の話をしたのはオーストラリアから帰国後のこと。笑
まとめ
盲腸はいつ誰がなるかわからない!
海外にいる場合は必ず海外保険に入りましょう。
保険の中身も確認してね。できるだけ高額保証でキャッシュレスが安心。
病院食には期待しないこと。笑
健康第一で安全な滞在を!
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