盲腸で緊急手術‐前編‐inオーストラリア【ワーホリ】

健康だけが取り柄と言っていいほど、
大きなケガや病気もなく生きてきた私。
もちろん、手術や入院もしたことありませんでした。

そんな私が外国のオーストラリアで
生まれて初めて手術して入院した
お話。

長いので前編・後編の2部作でっす!!

徐々に始まった腹痛

当時、私はワーキングホリデーでオーストラリアにきて4か月が経った頃。

西オーストラリアのパースという街の
とある日本食レストランで働いていました。

いつも休憩中にとっても美味しい賄を食べるのが幸せで。

つけめんとか。うまし。

その日も、いつものように休憩中に
賄のオムライスを美味しく頂き、
休憩も終わってお店に戻った16時頃

お腹に少し違和感を感じました

そのまま気にせず働いていたら、徐々に痛むように。

健康だけが取り柄の私、
人生で腹痛は2回しか経験がない(生理痛を除く)

めったに腹痛にならないので、変だなーと思い。

何かにあたったのでは、と疑う。

思い当たるのは賄のオムライスのみ。
でもオムライスってあたる・・?
同じもの食べても他のスタッフは元気そうだし。

とりあえずパナドール

お腹の痛みが強くなってきたので、
他のスタッフに腹痛の薬をもっているか聞いたところ、お店にあった薬をもらった。

オーストラリアと言えばの、
パナドール!!

日本で言う、バファリン的な存在で

とりあえず何かあったらこれ飲んどけって万能薬です。あらまぁ、すごい。

オーストラリアでは風邪ごときでは病院には行かず、とりあえずパナドール飲んで治すらしい。

さて、パナドール飲みましたが
良くなるどころか悪化していきます。

うそーん・・なぜ( ゚Д゚)

どんどん痛くなって歩くのも困難なほどに。

私が働いていたお店は小さくて、
ホールスタッフは2人。
できるだけお店に迷惑かけたくなくて、
閉店の21時までは頑張ろうと思ってました。

歩くのもやっとなので相当な役立たずだったと思うのですが、
いないよりはマシだったかなと・・・。

でも!!!
絶対に無理は禁物!!

私はこの後思い知ります・・・。

最後の方は意識も朦朧で、
レジでお会計してる時に吐き気までしてきました。

21時を過ぎてすぐに社員さんに
「すみません。お腹が痛いのと吐き気もするので帰ってもいいですか?」
と聞いてOKもらったのですぐ帰宅。

朝まで悶絶の痛み

家に帰り、明日の朝までに痛みが治ってなかったら病院に行こうと決め、眠ろうとしましたが、痛みで一睡もできず

普通に夜中に

痛いーー!!!

って叫んでました。(いや、迷惑すぎる)

ちなみにこれが私が住んでた部屋。ここで一人悶絶してた。

画像が暗いけどシェアハウスのリビング
ベランダから見える景色。プールとジムは無料で使い放題。

翌朝8時頃、
保険会社に連絡し、すぐに病院の予約をしてもらいました。

実はこの時、クレジットカードの海外旅行保険期間が残っていたので、楽天プレミアムカードの保険を利用することができて。

(ほとんどのクレジットカードの海外保険は3か月だと思います。私は4か月の間に友達の結婚式で一時帰国していたので、あと3週間ほど期間が残っていました。)

オーストラリアに来て4か月ほどで
まだまだ英語に自信はないし、
ましてや医療用語なんてわかるわけがなく

運よくパースには日本語の通訳さんのいる病院があり、そこで予約できたので英語の不安はありませんでした。(ラッキー‼タスカッタ)

盲腸の疑い説

バスで病院まで行き、触診してもらったところ。

お医者さんに言われた言葉は

盲腸の疑いが高い。大きな病院に行ってください」

え???

まさか私が盲腸???

頭が真っ白。

ただの食あたりだと思っていたし、私にとって盲腸=手術のイメージだったので。

オーストラリアでは、
基本的に最初はGPと呼ばれる小さな病院に行きます。
そこで治せない場合は、紹介状を書いてもらって大きな病院に行く流れ。

紹介先の病院は偶然にも私の住んでる家の隣。

(あー、確かに隣大きな病院だったなぁ・・←無縁だと思っていたから気にしたことなかった)

通訳の方に、
この紹介状を持って救急外来に行って下さいと言われ。

その病院でも通訳さんはいるんですよね?
と聞いたところ、

「そこの病院は電話通訳してくれるので大丈夫です。あと、この紹介状に全て書いてあるので
これを見せれば大丈夫なので英語で答える必要はない
です。

あと、キャッシュレスなのでその場で支払いは発生しませんが
万が一請求された場合は、こちらにお電話ください。
一応この紹介状に書いてあるので大丈夫なはずですが。」

ほうほう。
とりあえず、この紙見せれば大丈夫ってことね。(ヨカッター超簡単ー!!)

大きな病院での地獄

そのまま大きな病院へ行き受付に紹介状を渡す。

少しすると受付で呼ばれて、早速英語でなんか色々めっちゃ聞かれる。(英語で話さなくていい言うたやん・・・)
そして、早速受付で$500(約48000円)請求される。

うぉぉぉぉおおおいぃぃぃ( ゚Д゚)!!

当時の拙い英語で、
いや、私保険入っているんで、今日支払う必要はないって言われてます。

でも、受付の人は
いや、これは支払う必要がある。の一点張り。(なんでや!!!)

到底私には説得できると思えなかったので、
すぐにさっきの小さな病院へ電話して、受付の人と話してもらいました。

結局払わなくて良いってことになり、一安心。(やめてくれよ、ドキドキさせるの)

検査の為に呼ばれて、
着替えて病室で横になって待機。

ナースが来て、
いつから症状が出てるの?とか、
吐き気はある?とか、
色々がっつり英語で聞かれました

あれ?英語で答えなくていいんじゃないの?
さっきから話が違う・・・。ゴリゴリ英語で聞いてきますやん。やん。

ドクターも来て、
ほとんど全く同じ質問をもう1回されました

え?そこなんか引き継ぎメモとかないの・・・?(効率悪くない??)

盲腸の疑いがあって、エコー検査をするから。的なことを
またがっつり英語でされました

え、、、電話通訳さんは?どこ行った?(おーい、今こそ出番ですよ。お願いすぐさま呼んで)

それから検査するまで20人くらい毎回違う
ナースやドクターが来ては、皆同じ質問してくる

いや、だから!!!!!

お願い

誰かメモって。

お腹痛いのに話すのも苦痛だし、英語も苦痛なんだわ。ヘルプミーなんだわ。

検査までかなり時間がかかったので、
盲腸についてネットで調べた

症状がほぼ全て当てはまってい

・お腹の痛みは中心から右へ移動していく
・吐き気がある
・痛みがある場所を手で押された時よりも、手を離した時の方が痛みが強い・・・など。

あぁ。これはもうほぼ確実に盲腸なんだろうなぁと。

ただ盲腸にも程度があって、
軽い場合は手術ではなくて、薬で散らすこともできるのだと。
最後の頼みは薬でどうにか治らないかなぁと願う

最初は盲腸の英語すら知りませんでした。

英語で”appendix
この単語は二度と忘れない

⇒⇒⇒ 盲腸で緊急手術‐後編‐inオーストラリア【ワーホリ】に続く

盲腸で緊急手術‐後編‐inオーストラリア【ワーホリ】
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