以前の記事で、私が海外で初対面の人と出掛けた時のことについて触れましたが、まだ見ていない方はこちらから☟
海外で初対面の外国人と出掛ける時に気をつけている、私なりのルールをご紹介。
あくまで私の個人的な判断によるものなので、ご参考までに。実際に自分の場合どうするかはご自身で十分に気をつけて判断してください。
女性であれば変な直感がない限り外出はOK
相手が女性であって、外やカフェ等に一緒に出掛けるのはOKとしています。ただし、基本家や人がいない場所には行かない。特別な理由がない限り車にも乗らない。
これは私が女性だからであって、男性の方は女性にも注意した方が良いとは思います。同じく最初から家や人がいないような所に行ったりするのはオススメしません。
雑談した上で昼間の外出であればOK
相手が男性であっても、雑談した上で良い人そうだなと判断した場合は、昼間の外出であれば行ってみることにしていました。
ただし、同じく家や人が少ない所には絶対に行かない。車には乗らない。
できれば、2人ではなく他の人も誘えると尚良し。女子2人でも安心はできないので、他に男性も誘いグループで行動できると安心。
例えば、ポーランドの宿で会ったフランス人男性。部屋が同じだったので何人かと一緒にお喋りした。私がチェックアウト後に次の目的地のウクライナのリヴィヴ行きのバスの時間まで宿のソファで待っていたら遭遇。
なんと彼もこれからリヴィヴに行くと言う。バスは違ったけどバス時間15分しか変わらない。更にはお互いのリヴィヴの宿が徒歩3分の距離。こんな偶然ある?笑
一緒に観光しようと誘われたので、昼間ならと言ってOKした。
彼もビール好きだったので、ビール博物館を満喫できて何より。(なんならこの為についてきてもらった笑)
夕食もよかったら一緒に食べようと誘われたので、私が宿でたまたま遭遇した日本人女性も誘って3人で食事へ。夕食とは言っても夏のヨーロッパだったので外もまだ明るかった。
当時の私の拙い英語もちゃんと聞いてくれて、どこ行きたい?と私の意見を優先してくれて良い人だったし、次の日も一緒にお寿司食べに行った。笑
昼間でも日本語の話せる人には注意
異国の地で日本語が話せる相手がいるとほっとしますよね。
でもこれ要注意なことも。
もちろん純粋に日本や日本人が好きで日本語を勉強して話せたり、過去に日本に住んでいたから話せるという人もいるのですが。
中には”日本人を騙すため”に日本語を話す人もいる。
海外での日本人のデメリットでも書きましたが、日本人はターゲットにされていることもある。
だから私は本当に申し訳ないけれど、わりと日本語が上手な人には初対面の段階ではついていかないようにしている。
もちろん、ある程度仲良くなったらその人が本当に日本が好きなのか、本当に過去に日本に住んでいただけで普通に良い人なのかはだいたいわかる。
この場合は、ある程度仲良くなってから判断するようにしている。
ただし、日本語が話せると言ってもほんの少しの単語を知っているレベルはよくあるのでそれは含めない。
前の記事で書いたトーマスは珍しく例外、あとロシアで会った東京で働いているメキシコ人は明らかに同じくW杯を見に来ていることがわかっていたのでこちらも例外。笑
夜の場合は基本的について行かない
夜暗くなってからは基本的について行かないことにしていました。そもそも私はワーホリを除いて旅中は1人で夜出歩かないことにしていたのもあります。
ただし、雑談した上で良い人そう、かつ下記条件の場合のみOKとしていました。それでも旅中に外国人と夜出掛けたのは2回だけ。
宿からほど近いお店で短時間
夜暗くなってからは基本宿にいるので、宿からすぐそばのお店で長居しないことを前提とした上であればOKとしていました。
ポーランドの宿で会ったドイツ人のベニ。
すでに夜寝る準備万端でそろそろ寝ようかなと思っていた頃に(ちなみに旅中は朝行動派なので夜は21時前には就寝してることがほとんど笑)、今宿に到着したばかりでちょうど私の下のベッドを確保した彼。
挨拶をして、少しお喋り。
5分くらい雑談していると、”これから近くのお店に飲みに行こうよ!”と誘われた。(え、私今から寝るとこなんだけど・・・)
”OK!行こう!少しだけね!”
寝る予定だったのに”飲む”というキーワードに反射的に行くって言ってしまった。笑
宿から徒歩1分のBARで飲む。
ベニは何度もこの町に来たことがあるみたいで、お店やこの辺の情報を教えてくれた。白ワインを頼んで飲みながらお喋り。めちゃくちゃ人がいて賑わっているBARで皆外で楽しそうに飲んでる。人も多くて安心。
ベニ、私以上に日本のアニメに詳しくて、むしろ私が知らないアニメの話ばかり。笑
飲み終わるとベニが”まだお酒飲む?それとも歩く?”と聞いてきたので、
”んー、じゃ少しだけ歩こうかな。でもどこ行くの?この辺?”(遠くには絶対行かない。近くは繁華街だったので夜でも人が多いから近くであればと思ってた)
”そうだよ!案内するよ!”
しばらく雑談した感じでベニは良い人だろうなって思ったのと、人がたくさんいる所であればということで少しだけ散歩。
歩きながら”ここのカフェいいよ”とか”ここの〇〇が美味しいよ”とか、詳しい人ならではの情報を教えてくれて色々知れて楽しかった。
色々と案内してくれたところで、”こっち行ったら僕らの宿だよ。まだ歩く?それとも帰る?”
”んー。もう眠いからそろそろ帰る!”
こうやって無理に強要せず、私の希望を聞いて優先してくれる所も信頼できた。一人だと夜出歩かない分、誰かいてくれると夜の街も知ることができてそれはそれで私にとって貴重な体験でもある。
次の日も昼に一緒に観光しようと誘ってくれたけど、私はもうチェックアウトで移動だったから残念ながら断る。ドイツに行ったら会いたかったけど、ベニの連絡先知らないままだった。笑
人が多いところ、繁華街、治安がいいところ
夜であっても人が多くて繁華街で治安がいい所であれば、OKとしている。
フィンランドのロバニエミの宿で会ったイタリア人。名前は忘れた。笑
見た目は完全にロックスター。
私が部屋に到着してどのベッドが空いているかキョロキョロしていたら、”こことここが空いてるよ”と教えてくれて少しお喋りした。
夕食を宿のキッチンスペースで食べていたら、その彼が私に気づいてテーブルまで来て”今日これから何するの?”って聞いてきたので、”今日はもう何もしない。あなたは?”と答えたら”これからジムに行ってくる”と去っていった。
しばらくして部屋に戻ると、彼もいてまた雑談。
”これから少し散歩行くけど一緒に行く?”と聞かれた。
すでに20時くらいで外も暗かったから悩んだけど。ここロバニエミ(フィンランド)は治安ランキング7位で日本に次ぐ治安の良さなので、少しだけこの辺りを散歩ということで一緒に行くことにした。
彼はイタリア出身だけど、ロンドン在住歴11年。ロバニエミには遊びにきてて、すでに2ヵ月ほど滞在してるとのこと。
彼も”こんなに治安の良い街を他に知らない。ここでパトカーや救急車の音を聞いたことがない”と言っていて、私も滞在中3日間一度も聞くことはなかった。
まだまだ英語初心者だったけど、彼の英語は聞きやすくて理解できた。”英語上手だね。どうやって勉強したの?”って褒めてくれて、更に調子に乗って喋る私。
気づいたら1時間半も話しながら散歩してた。(いつの間にそんな経ってたよとビビった( ゚Д゚)笑)
”そろそろ帰りたい”というとOKと言って宿へ帰宅。よし、寝ようと思ったら”一緒にドラゴンボール見よう”と誘われ仕方なく観た。笑
私そんなにドラゴンボール好きでもなくて、わりとすぐ睡魔に襲われて即脱落したけど。笑
少しでも何かあったらすぐ帰る
これは昼間の時にも同様ですが、少しでも何か異変を感じたり、嫌なことがあったら絶対にすぐ帰る。その場を離れるか周りに助けを求める。そのために、人が多いところ以外は避ける。
何かあったら大声を出すとか、私は最終的に一度も使うことはなかったけど旅中防犯ブザーも持っていた。
あまり日本では大きなニュースになっていないけど、海外で日本人が行方不明になるケースもある。全ては自己責任で自分の身を守れるのは自分だけなので十分注意してほしい。
差し出された飲み物や食べ物は要注意
時に親切で初対面の人から、突然食べ物や飲み物を差し出されることもある。
一見優しさのように思うので、”ありがとう”と受け取ってしまいがちだけど、ちょっと待って。
こういう手口で飲み物や食べ物に睡眠剤を盛られていたというケースも存在する。気づいたら身ぐるみ全部剥がされて貴重品全てなくなっていた等。
もちろん、本当に純粋な優しさで差し出されるケースも多々ある。
だから私は申し訳ないけれど、明らかに手作りの食べ物や新品じゃない飲み物は食べないし飲まない。受け取るのが断れなさそうな雰囲気の場合は、一度受け取るけどその場で食べたり飲んだりしない。聞かれても今お腹いっぱいだからと言ってごまかす。
明らかに新品だったら有難く頂く。笑
ちゃんと包装された市販の飴だったりね。
道案内してくれる人に要注意 ※国にもよる
これまた一見親切に見える道案内してくれる人。
大抵の国ではもちろん親切心で教えてくれる人が多い。
でも中には道案内することでチップを請求してきたり、違う場所に連れていったりする詐欺もあるので要注意。
私が知っている限りはモロッコ、エジプト、インド等はこれに当たる可能性もある。実際に私もモロッコで宿の近くまで来ているはずだけど、道がわからず迷っていたら”どこ探してるの?”と話かけられた。チップ請求されるやつかもしれないと思ったので、”大丈夫”と無視して歩き続けたけど勝手についてきて、宿の目の前でここだよと言いだして。本当にそこだったので中に入ろうとすると案の定チップを請求された。
案内してとも頼んでないし、勝手についてきただけなのに。
急いで中に入ってスタッフに助けを求めるも、ずっと入り口でチップを払えと言ってくる。
宿のスタッフに”道案内してもらったの?”と聞かれて勝手についてこられたことを言ったら、追い払ってくれたけど、しばらくずっと宿の外にいて怖かった。
気をつけて無視していても、無理矢理にでも案内してこようとする場合もある。
もちろんこの国の人の全てではないし、他の国でも同様のことがあるかもしれません。
まとめ
あくまでも私の気をつけていることなので、人それぞれ考えが違うと思います。
やっぱり一期一会を大切にしたいからできるだけ色んな人と色んな体験してみたいとか、逆に少しでもリスクは避けたいし初対面の人なんてあり得ないと全部拒絶する人もいると思います。
私はどっちも大切にしたい欲張りタイプなので、行きついた先がこの自分なりのルール。
他にも旅中、マチュピチュ村までの道をたまたま出会ったコロンビア人と一緒に歩いたり、メキシコのカフェで偶然出会ったアメリカ人マダムとそのまま一緒にお茶したり、レストランの隣に座っていたダンディなイタリア人おじ様にご馳走になったり、ブラジル人と一緒にバスターミナルで野宿したり・・その他本当に色んな出会いがありました。笑
中には連絡先も知らない人すらいるけど、その一期一会の出会いが楽しすぎて私は未だに旅をやめられないのかもしれない。
さて、次回は私の防犯対策について書きます。海外旅行する人は要チェックです。
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