前回は”海外での日本人のメリット”について書きましたが、今回はデメリット編。前回の記事をまだ見ていない方はこちらから☟
デメリットについては、それに対してどうすればいいのか私なりの考えや対処法もお伝えしますので、海外に行った時の参考にしてもらえればと思います。
海外の不衛生さに耐えられない人も
これは人や場所によるのですが、日本って世界の中でも特に清潔な国だと思うんです。ずっと日本で生まれ育った私たちにはそれが当たり前だけど、外国人が日本に来て”日本の清潔さ”に驚いたという話は少なくない。
特にトイレなんかは、私が訪れた国の中では1番綺麗なんじゃないかと思う。
だからこそ、海外に行った時に”え、汚い・・”とびっくりしてしまうことも。
潔癖症の人は無理かもしれないけど、対処法は慣れることに尽きる。(早速解決になってない笑)
でも人間は恐ろしいくらい、環境の変化などに慣れていくもの。私も最初の頃はこんな汚い所で寝れないとか思っていたのが、今では全く気にならない。慣れって怖い。あ、でも今でも虫だけは無理。これでも昔よりはまだマシになったけど・・。
これは個人差があります。もっといい方法知っている人はコメントで教えてください。笑
防犯対策が緩い
これももちろん人によるのですが、日本は世界治安ランキング6位に入るほど世界的にみても治安の良い国。日常的な平和に慣れすぎて、防犯対策を忘れてしまうことも。
私は世界一周中はやりすぎなくらいの防犯対策をしていたのだけれど、オーストラリアのワーホリでは同じく治安の良い国であることに気が緩んでしまったのか、宿のベッドの上にドライヤーを置いたまま外出すると、ドライヤーと変換プラグが盗まれていたことがありました。もちろん誰もが触れることのできるベッドの上に置いていた私が悪い。
また、私は旅中に被害にあっていないけど、同じ日本人だからと気が緩んで防犯を怠ったために、お金が盗まれるという事件もいくつか発生していました。同じ日本人として許せないし、日本人は疑いたくないけれど。そうならない為にも、防犯対策はやりすぎなくらいしっかりと。
カフェやレストランで”ちょっとトイレに行く”と言って、荷物を置いたままにできるのも日本だけ。海外では、例え友達が近くにいたとしても、荷物は持って行くか友達にしっかりと持ってもらうかにしましょう。
お金持ちだと思われる
日本人は皆お金持ちだと思っている外国人も多くいます。
そのせいで、スリの標的にされることも。先ほどの防犯対策のように、知らないうちに後ろからリュックを開けられないか、少し目を離したうちに持っている鞄のチャックを開けられないか、ズボンポケットに入っている財布を取られないか常に気をつけること。
私は1度も被害にはあっていませんが、目の前で友達が鞄のチャックを途中まで開けられて財布が見えてしまっていた所、その友達自身が気づいて食い止めたり。ズボンポケットに財布を入れていた友達は、明らかに盗られそうな気配を感じたり。その友達はズボンにチェーンもつけていて、防犯対策はしていたようだけど。
絶対気づくはずと思っていても、相手はプロ。一瞬の隙を狙って気づかれないように盗っていく。
私がどのように防犯対策をしていたかは、また別記事で書きますのでご参考までに。
平和な日本で生まれ育った私たちには多少面倒だと思うかもしれませんが、防犯対策をして、一瞬だから大丈夫と思い荷物を置いたままにしたり、目を離すのはやめましょう。
騙しやすい・軽いと思われていることもある
”日本人は世界一騙しやすい、最大のカモ”と思っている詐欺師も海外にはいる。
それは、日本人の親切心や正直者な性格を狙った姑息なやり口。
もちろん騙す方が悪いのですが、彼らの手口を知っていることで防げることもたくさんある。私は治安がそこまで良くないかなと思う国に行く時には必ずできるだけ色んな情報を収集するようにしていた。有難いことに多くの日本人旅人は”体験談”を書いたブログをたくさん残してくれてる。国の名前+詐欺などで調べればたくさん出てくる。にも関わらず未だに多くの日本人が同じ手口で被害にあっているのは、その情報を知らないから。
実際に私も調べた通りの詐欺まがいに遭ったことは何度もあります。でも、手口を知っていたから回避ができた。知らなかったら自分も被害に遭っていたと思うとぞっとする。自分の身を守るためしっかりと情報収集することをおすすめします。
また、悲しいことに”日本人女性は軽い、簡単だ”と思っている外国人が存在することも確か。もちろん全員じゃありません。
男女に限らず日本人ははっきり断れない性質をもっている人も少なくない。
実際に私自身も以前はそうだったし、今でもできるだけやんわり断りたい。でも相手によっては”はっきり断る”ようにしています。
この”やんわり断る”を理解できていない外国人男性にグイグイ押され、ついていく羽目になってしまったという日本人女性もいるのかもしれません。
あと先ほども述べたように、親切心やあまり人を疑わない性格の人は見ず知らずの相手のことも”きっと良い人だろう”と思ってしまう。
これも傷つくのは自分だし、同じ日本人女性として悔しい気持ちでいっぱい。
だからと言って、全員を疑って拒絶するのも悲しい。世界には素敵な出会いもたくさんあります。一期一会のほんの少しのきっかけで一生の友達にもなったりする。その出会いも大切にしたいという気持ちもあります。
そのため、私は初対面の人と出掛ける時はいくつかルールを作っていました。ある私なりの条件がクリアできていれば初対面でも一緒にでかける、クリアされていなければきっぱりと断る。
その条件については長くなるので、また別記事でお伝えします。
英語が話せないと思われていることもある
”日本人は英語が話せない”と思っている外国人はそこまで多くはないと思いますがいるのも事実。
旅中、当時の私の英語は今と比べると相当初心者でしたが、普通に数分会話をしているだけで”君の英語とても上手だね”って言われることがあった。
えー!私の英語そんなにイケてる?!ってことではなく、恐らく”日本人は英語が話せない”と思っていたから、少し英語を話しただけで”英語話せるんだね?!”ってビックリしたんだと思う。
これはそこまでデメリットではないけれど、最初の数分会話をしただけで”あ、英語話せないのかな”と思われてしまったら、中にはそれ以上話しかけてこない人もいるし、仲良くなる機会を失ってしまうかもしれない。
英語話せないかもしれないかな?と思うと、なかなか相手も話しかけてこないかもしれない。対策は英語学習をすること、自ら英語で話しかけること。
日本では見知らぬ他人に話しかけることはない私ですが、海外ではたまたま同じ部屋に泊まった人に”どこの出身?”って自ら話かけることも。とは言え、まだまだ毎回自ら話かける訳ではないので、私自身今後も積極的に話しかけることを心掛けようと思う。
アジア人差別を受けることもある
最近最も話題になっている差別問題。
悲しいことにアジア人差別も存在します。
幸い私自身はそこまで酷い差別を経験したことはないのですが、聞く話には、レストランで白人と区切られて案内される。卵や石などを投げられる。罵声を浴びせられるなど。
私の友達はアメリカでパスポートを提示して、年齢証明しているのに関わらずお酒を売ってくれないことがあった。”何でダメなの?”と聞いても、”そのパスポートはダメだ”の一点張り。他の人は皆購入しているのに。
特に多かったのは”やーい、中国人!中国人!”と、ひたすら中国人と言われ続けてニヤニヤして見てくる。
それが中国だったからではなく、私は日本人で日本人として誇りを持って生きているのに、別の国の人だと思われ、更には叫ばれてニヤニヤされることが凄く不愉快。
これに対しては基本無視していたけど、あまりにもしつこかったら”JAPANESE!!!”って言い返すこともあった。
実際にコロナウィルスが世界中に流行り始めた時、明らかにアジア人を避けたり、”近寄らないで”と言ってくる人もいたのだとか。アジア人というだけで”コロナウィルス”と呼ばれたり。
差別されているのはアジア人だけではない。特に今回の世界的ニュースで強く思ったことは、人種も国籍も肌の色も関係ない。私たちは皆同じ人間。一刻も早くこの世界から差別がなくなればいいのに。
今言えることは、自分の国を誇りに思い凛とした立ち振る舞いをすること。差別してくる人を相手にしないこと。
自分より下だと思われたら舐められて攻撃してきます。対等な人間であることを振る舞いで証明する。決して攻撃されたから攻撃し返すのではなく、相手にしないことも必要です。
同じアジア人同士だと区別がつかない場合も
特に、日本人、中国人、韓国人、台湾人、香港人などアジア人は似ている。もちろん、大抵は日本人は日本人を見分けられるし、確信はなくともメイクやファッション、顔のつくりなどで”たぶん〇〇人だろうな”と見分けられる。
でも中には見わけが難しい人も、もちろんいる。私も旅中に何度か”日本人ですか?”と話しかけて違ったことがある。笑
逆に間違われることもしばしば。台湾にいた時は、1日3人以上の台湾人に台湾人だと間違われて道を聞かれたり話しかけられた。笑
ちなみに私は昔からなぜかよく道を聞かれるタイプで、オーストラリアでも聞かれたし、旅中イタリアにいた時にイタリア語で道を聞かれたことも。(いや、どう考えてもイタリア人顔じゃないだろうが( ゚Д゚)笑)
全然間違われてもいいんですけどね、いつか中国語や韓国語もマスターしたら颯爽と現地語で答えてあげたい。
間違われた場合はキョトンとした顔をするか、”私は中国語(韓国語)が話せません”という言葉を覚えるか。笑
英語で話しかけられて”I can’t speak English”みたいに。いや、英語喋れてるやんって言う。笑
まとめ
いかがでしたか?
デメリットも事前に知っておくことで、しっかり対策ができます。
色々と書きましたが、海外に行くの怖いなと思わず、しっかりと対策をして楽しんでくださいね^^
デメリットよりも日本人であることのメリットの方が圧倒的に大きいので。
さて、次回は”外国人からの日本や日本人に対するイメージ”について書きます。こちらもお楽しみに!
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