私が世界一周中に経験した辛すぎた体験シリーーーズ!
群を抜いて1番辛かったのは
ニューヨークでのカウントダウンの日のこと。
世界一のカウントダウンとも言われている
ニューヨークタイムズスクエアでのカウントダウン。
間違いなく最高の締めくくりと、年明け!!!
・・・のはずだった。
カウントダウン当日の朝
2017年12月31日。
アメリカ合衆国ニューヨーク。
到着早々災難だったけれど、なんとか迎えた12月31日。
到着日の話はこちら☟☟
家を出ると、外は雪が積もっていた。
電車を乗り継ぎ、目指すはタイムズスクエア。
9:40頃、到着。
夜ではなく、朝の。
なぜこんな早いかと言うと、
時差の関係でこちらの朝の10:00はちょうど日本の夜中12:00
日本時間のカウントダウンなのです。
タイムズスクエアのど真ん中には
TOSHIBAの広告スクリーンがあって、
その画面では日本時間でのカウントダウンもしてくれるんですね。
そしてそのTOSHIBAの広告スクリーンはなんと2018年に撤去が決まり、
見納めの年でもあったのです。
そりゃぁ、見なきゃね!
日本時間でのカウントダウン
10:00AM
TOSHIBAの画面には”謹賀新年”の文字。
明けましておめでとうございます!!!
さて、ここからが地獄の始まり始まり。
60年ぶりの大寒波到来
実はこのタイムズスクエアのカウントダウンは世界一過酷だとも言われています。
その理由は・・・
長時間トイレに行けないから!
(え、そんなこと?って思ったあなた。これ結構な大事件なんだからっっ( ゚Д゚))
タイムズスクエアでのカウントダウンは
アーティストの生演奏などもあり、
カウントダウンをするための人が入れるスペースが仕切られている。
このスペースはお昼頃になると封鎖されてしまい、
出ることも入ることもできなくなるというのです。
なので、遅くともお昼頃までにタイムズスクエアにいる必要がありますね。
ということは、
少なくともカウントダウンまでの12時間以上は外でトイレにも行けず過ごすことになる・・・。
そんな訳で、
私たちも30日の夜21時から断食かつ、お水すら飲まないようにして、更には全員20歳以上の大人でしたが”オムツ”をして参戦。笑
でも、断食なんて可愛いと思えるほど
もっっっと辛いことがあったんです。。。
ありえない程の寒さ。
この時のニューヨーク、60年ぶりの大寒波到来。(いや、そんなタイミングある・・?)
現地のニューヨーカーですら、今年は寒すぎると言ってたし。
寒いのは嫌いだけど、北海道生まれの私。
マイナスの気温なんて毎年だし、免疫はあるはずと自負しておりました。
この時の私をぶん殴りたい。
世界一周中でできるだけ荷物は少なく、
かつ貧乏バックパッカーの身なので、
冬服なんて持ってない。
これさえあればなんとかなるという最強の味方のユニクロのウルトラライトダウンでも
さすがに心細かったし、
このあとにもっと寒いと思われるカナダに行く予定もあったので、
40ドルくらいのコートを購入。
こんな感じの激弱装備。
当日は着れるものは全部着て、
タイツにズボンも4枚重ねくらいにして
数少ない持ち物の中でのフル装備で挑んだのです。
この日の最高気温、-10度。
最高気温ですよ?!
さすがに道産子の私もビビる気温。
最低気温は-17度でした。終わった・・・。この世の終わり(しつこい)
リタイア続出
7人でタイムズスクエアにきていたけれど、
13:00頃に男子4人が脱落。
早々に家に帰って行きました。
(嘘だろ。早すぎ・・・)
周りもみんなこんな感じですでに瀕死。
残された女子3人で励ましあいながら、ひたすら待つ。
いやこれね、ものすっごく暇で。
スマホは外が寒すぎて操作すると電池の減りがはんぱない。
カウントダウンの撮影もしたかったから、スマホはほぼ触らず。
ずっと立っているのも辛いので、
コンクリートの上に座ってみるも、コンクリートが冷たすぎて更に寒さがはんぱない。
更にはビルに囲まれているせいで
ほぼ日陰、かつビルの隙間風でもっと寒さが増す。(これ以上はやめて・・・)
15時まで頑張ろう、、、
18時まで頑張ろう、、、
と、なんとか乗り越え。
友達が持ってきていたペットボトルのお茶は見事に凍って飲めないし、
さすがにお腹すくよねってことで
作って持ってきていたおにぎりは凍って食べれないし・・・。
カイロは寒すぎて暖かくならない。
生まれて初めてカイロを役立たずだと思いました。ごめんなさい。
いや、書いている今はなんだか可哀そうすぎて笑えるw
どれだけの寒さか伝わるでしょうか・・・
何度もリタイアしかけたけど、
せめてここに来た証拠に記念品だけでももらって帰ろう!と耐えた。
17時くらいに記念品の帽子とマフラーが全員に配られ、
ほんの少しテンション回復。
18時からライブが始まるので、それまでもう少し耐えることに。
ラストスパート
警備中の警察に言われたこと。
「お前ら寒くないのか?帰りたくないのか?クレイジー野郎ども!」
あ、はい。ごもっともです。
ライブが始まってからは
気が紛れ、さっきよりは時間が早く感じて
周りも盛り上がってきた。
それでもどんどん気温は下がるし、
すでに8時間以上、この寒さの中外にいるので
全身の感覚がおかしくなっていて、
寒いというより痛すぎて立ってられないけど、座るのもコンクリートが冷たすぎてしんどいという無限ループに悩まされ。
もう皆こんなん。
気づくと20:00。
いや、でも本当にもう今すぐ帰りたい。
立ちながらライブ聞きながら、
眠たくなってきて目を閉じると、、、
あ、こうやって凍死するんだ。
と心の底から実感したり。危ない危ないって意識を世界に戻す。
この時の写真見返すとどれも全く笑えてない。笑
ただここまで待ったし、あと3時間なのに、、、
って考えると死にかけながらも耐え続け。
そんな中でもマドンナが歌った時はさすがに感動したなぁ。
HAPPY NEW YEAR!!
0:00 AM
HAPPY NEW YEAR!!!
ついに、やり遂げました私。
この瞬間泣きました。
よくぞ生き抜いたぞ、私!(そこ?)
間違いなく世界一周中に一番死にかけた時間でした。
一緒に耐えてくれた友達がいたのも大きかった。
私一人だけだったり、皆が帰ろうって言ってたら帰っていただろうなぁ。
紙吹雪もキレイ。
年越した瞬間、
警察からの強制帰宅指示。
私たちも余韻に浸ることなく、即帰宅。
駅に着いて寒さが弱まった瞬間に
あ、トイレ行きたいかも?
と思ったくらいで、
寒さでそれどころではなくて、トイレなんて全然頭になかった。
オムツの出番なし。(ヨカッタヨカッタ)
この年のカウントダウンは
このタイムズスクエアでのカウントダウン史上
2番目の寒さだったそう・・・
こればかりは運次第なところもありますね。
その前の年は暖かくて全然辛くなかったみたいだし、
翌年は寒くはないけど雨でそれはそれで大変そうだったり。。
私が気づいてしまったことは、
北海道出身だからと言って寒さに強いわけではないということ。笑
確かに北海道は寒いけど、
私の出身札幌だし(他の北海道の寒い地域に比べたらそこまで寒くない)
冬はできるだけ外にでないし、
外にでたとしても15時間もずっと外に居続けることなんてないので。笑
帰宅してから
早々とリタイアしていった男子たちが
温かいお風呂とご飯を用意して待っていてくれたことに
ひそかに感動したのでした。
やるやん。(謎の上から)早々にリタイアしてこの意気地なし野郎!と思っていたことをお詫びします。
まとめ
もう1回行きたいかと聞かれるなら、
私はもう2度と行きません。笑
でも、今思うと行ってよかったとは思うので
人生1度くらいは経験してみても良いのではと思います^^
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