世界一周やワーホリに行った話になると”すごいなぁ。いいなぁ。私にはできない。”って言われることもよくある。
本当にそうでしょうか?
私は皆と変わらず、至って普通で才能があった訳でも、お金持ちでもなんでもなかった。私がすごい訳じゃない。究極を言えば日本人であれば、誰だってできることだとも思う。
日本人は世界一最強の優れたパスポートを所有できるんだから。
これについてはまた別記事で”海外での日本人のメリット”として書きますが、このパスポート使わなきゃ勿体ない。
行きたいけど行けない理由がある方、是非見てください。
海外へ行けない様々な理由
健康の理由以外で成人した日本人が海外に行きたいけど行けない理由って実はないんじゃないか、とも思う今日この頃。
いやいや、稼ぎ少なくて貯まらないし…うちは小さい子供がいるから無理。仕事やめられないし。
一見正当に見えるこの理由たちは、行かない理由を自分で作っていたりする。
何を隠そう、私がずっとその言い訳をしていたから。
ある日世界一周に行けない理由がなくなった
私は世界一周に行きたいと思いながら、様々な言い訳を作り6年も行動にしませんでした。
お金が貯まってない。
今仕事を辞めたら迷惑がかかる、会社が大変。
給料が安いからなかなかお金も貯まらない。
彼氏がいて結婚も考えたいから。(勝手に妄想してただけ)
我ながらものすごい言い訳。
ある時、このすべての言い訳がクリアになって行けない理由がなくなったんです。
1つだけクリアではなかったのは、当時付き合っていた彼がいたこと。
普通にこのまま順調にいけばいつか結婚もするのかもしれない。
もちろん、それはそれで幸せなことだと思う。
けれど、 お婆ちゃんになった時、あーやっぱりあの時行きたかったな、 行っておけば良かったなと後悔する自分が想像できた。
逆に、世界一周したとして、もしそのせいで結婚もできずに生涯孤独の独身だったとしても、絶対に後悔しない自信があった。あの時すべてを捨てて行ってよかったな、と思える気がした。
そしてこの選択は間違いじゃなかった。
お金も、仕事も、彼も失ったけれど、私は何1つ後悔していない。
(もちろん、中には彼氏彼女を日本で待たせて旅してる人もいた。私が出会った人たちは帰国後は半分破局半分順調といった感じ。なぜ私が世界一周前に一人になることを決めたかについてはまた別記事にて。)
私も元々はめちゃくちゃ安定志向。大手の会社に入社して定年までずっとそこで働いてたかったし、 貯金がないなんて状態はあり得ない。
そんな私が20代で会社を辞めたり、10万円しかない状態でオーストラリアに住もうとするなんて夢にも思ってない。笑
さて、一つずつ解決していきましょう。
お金がない・貯金ができない
1番多いパターンかもしれません。
もちろん人それぞれ理由はあると思う。
今働いてる会社の給料が安くてとか、奨学金の支払いが、とか。
ちなみに私は奨学金の支払いを続けたまま海外へ出てます。(世界一周中も毎月返済できるようにその分貯めた)
そして、給料は安かったので地道にひたすら貯めた。
でも、どうしても貯まらない人やもっと早く貯めたい人は今すぐその会社辞めて、リゾバをおすすめします。
リゾバとは、 主にリゾート地(観光地や温泉なども)で行うアルバイト。
私は世界一周後に帰国してから次の旅までの1ヶ月半の短期間ですが、リゾバ経験済み。
リゾバの良さはこちら。
基本住み込みで寮費や光熱費が無料
リゾバと言っても様々ですが、多くは基本住み込み。更にその寮は寮費や光熱費が無料!!(場所によっては寮費が有料な場合もあるけどかなり安い)これめちゃくちゃ大きいですよね。家賃も光熱費もかからなければその分数万円貯金ができる。
食事も無料なとこも
これは行先と派遣会社によっても異なりますが、一緒に働いていた子は1日2食無料だった。ちなみに私は有料だったし、全く同じ仕事なのにその子の方が時給高かったから派遣会社選びは重要!!私は知らずに適当に選んだから失敗。(どこも同じだと思ってた。無知って怖い笑)
友達やカップルでokな所も多い
1人で知らない土地に飛び込むのも友達もいないし寂しいなって人でも、リゾバの多くは友達と一緒でOKだったりする。中にはカップルでOKな所も。これなら友達ができない心配もないし、一緒に楽しく働ける。
交通費を一定額まで会社負担してくれるところも
私は札幌から同じく北海道のニセコにリゾバに行ったので移動はJRのみでしたが、同じ職場で東京から来ていた子がいて、その子は東京からの往復飛行機+JR代全て会社負担だと言っていた。これも派遣会社の規定によって上限はあるけれど、3万円まで会社負担って所も。最初は実費で基本的には契約期間終了後に返金してくれる。
1ヶ月20万以上貯金できることも
そんなこんなで、寮費も光熱費も食費も無料であれば毎月の支払なんて携帯代とその他諸々各自の返済とか保険くらい。あとは全部貯金できる。
地元にいれば友達と毎週のように飲みに行ってた私もニセコでは出かけることはほぼ皆無だし、たまに食事や寮での飲み会も誘ってもらったけど、有難いことにご馳走になっていたのでお金を使うことがない。
時給にもよるけど、残業なども重なれば月に20万以上貯金できるのも普通。地道に数万円を数年かけて貯めるより、リゾバ半年で100万以上貯める方が圧倒的に手っ取り早い。
休みの日は観光もできて旅感覚・特権もあり
リゾバと言うからには、観光地だったり、地元から離れた場所だったりする。
休みの日は観光もできるし、旅感覚で普段とは違う生活をするのも楽しい。
私がいたニセコはパウダースノーで有名なスキー場がある。残念ながら私は道産子のくせにウィンタースポーツは全くしない(今年こそスノボやるって言って早10数年)という勿体ない人間なので無関係でしたが、私が働いていたホテルはスキー場の利用無料という大特典つき。これ目当てに冬に働きにくるリピーターも多いのだとか。他にも温泉地なら温泉入り放題とかね。
外国人の多い観光地なら英語の勉強にも
観光地であれば外国人も来ることが多い。接客の仕事であれば英語を使う機会もあって、今後海外に行く予定がある人であれば英語の勉強もできて一石二鳥。ちなみに私もワーホリ前にニセコのレストランで働いて英語を使って接客をする機会もあったおかげで、ワーホリに行ってからも役立った。特にワーホリでの仕事探しは経験を重視されるから、飲食店で働く予定なら経験として履歴書に書けるし有利。
無料でオンライン英会話ができる特典のある会社も
私が派遣会社を決めた理由の1つに、その派遣会社の特典として、オンライン英会話が無料と書いてあったから。ゆくゆく話を聞くと1ヵ月半の契約の私は短すぎて利用できないとのことだったが。笑 でもオンライン英会話が無料なんてとっておきの特典。やっぱり派遣会社選びは重要で、時給の高さ、待遇はしっかり比べた方がいい。
日本中からきている色んな人に出会える
交通費を負担してくれる会社もあるからか、日本中から色んな人が集まります。もちろん北海道の私が沖縄へリゾバに行くことも可能。私がいたニセコではバイクで日本一周してて冬の北海道で足止めくらったためにアルバイトしている京都出身の子や、東京から貯金のためにカップルで来た2人、旅行で来たつもりがいつの間にか働いて準社員になっちゃった人等、もう個性爆発。様々。笑
いかがですか?こう書いてみるといい事ばっかり。笑
もっと若い時から知っていれば絶対友達と一緒にやって楽しかっただろうなぁ。
期間も超短期から半年以上まで色んな募集があるし、もちろんワーホリに行く前に貯金と英語の勉強って人もいました。
これでお金問題クリア!!
仕事が辞められない・将来や再就職が不安
そうは言っても、そう簡単に今の仕事辞められないって人もいますよね。
上司に反対される、自分の仕事の後任がいない、この仕事をできる人が今他にいない、等。
更には、辞めるのは良いけど、その後の再就職が不安って人も。
この気持ちすっごく良くわかります。私もこう思っていたから。
当時私は旅行会社での仕事の中でも少し特殊なことをしていて、他に全く同じ仕事をしている人がいなかったんですね。その仕事ができるのは自分しかいなかった。でも私がこの会社に居続けたとしてもずっとこの仕事をし続ける訳じゃないし、異動があれば誰かに引き継ぐわけで。もちろん職種等にもよりますが、個人で自営業や開業している場合を除けば、引き継ぐ人はいるはず。
勿論引き継ぐにも時間が必要だと思ったので、上司へは辞める半年以上前に報告しました。とても理解ある上司で海外へ行くことに対してとても応援してくれたけど、私の退職が会社に伝わったのは辞める1ヵ月前。え・・私がめっちゃ早く言った意味。笑
おかげで引き継ぎが間に合わず、退職後も1週間ほど会社へ行く羽目に。(もちろんその分のお金はもらいました笑)
言い方悪いけど、あなたの仕事の代わりは他にもいる。
でもあなたはたった1人しかいないんだから、本当にあなたがやりたいことをできるのはあなただけ。
辞めるって言っても上司に反対されて辞めれない・・。そんな上司はもはやあなたの上司ではない。そしてあなたはその会社の為に生きているのではないのだから、反対されたからと言って言いなりにならなくていい。
後任が見つかるまでいてくれっていうのも正直会社側の問題であって、あまりにも急に1ヵ月以内に辞めたいと言った訳ではないのなら無視していい。
それでもどうしても辞められないなら、今流行りの退職代行サービスを使うもよし。(これは私は使ったことないのでなんとも言えませんが。利用したことある方コメントください)
これは親の反対にも言えること。あなたは親の決める人生を生きている訳ではない。学生ならともかく、社会人であれば決定権はいつだってあなたにある。
辞めたあとの将来や再就職が不安・・。これが最も大きいですよね。もちろん私もこれを抱えたまま世界一周に出発しました。
でも3ヵ月もすれば、こんな悩みは吹き飛んでいるほど、色んな考えや世界が広がり、やりたいことは増え、帰国後の就職の不安なんてなくなっていた。ワーホリ中にまた悩み始めたけれど、”自分が本当にやりたいことって何だろう”と考えたことや、英語を話せることでできる仕事の幅も広がると思えたので、出発前に将来に対する心配はしなくてもいいのではと思う。色々経験しているうちに見つかったりするもの。
例え帰国後にやりたいことがなかったとしても、海外で色んなことを経験して成長してきたあなたなら、来て欲しいと思ってくれる会社もあるに決まってる。
さて、これで仕事問題クリア!!
結婚してる、子供がいる、もう歳だから
結婚してたり子供がいて、私にはもう無理って諦めてる人。
もちろん自分だけの問題じゃなくて相手もいることだから、難しい人もいるかもしれません。
でも、婚約または結婚してるけど1人でワーホリに来た人、入籍したその日から1人で世界一周始めた人、夫婦で世界一周やワーホリ、一家揃って子連れで旅している人。色んな人に私は出会いました。
目から鱗で、こんな形もあるんだってびっくりして。結婚したら行けなくなると思い込んでいた私にも衝撃。
もちろん夫婦一緒に行ければ最高だけど、それぞれの事情があるし、それでもやりたい事を応援してくれて”行っておいで”って心良く送り出してくれる相手であってほしい。私はね。
同時に、結婚しても相手のやりたいことを応援できる自分でありたいとも思った。
もういい歳だから・・・って人。
クロアチアの記事でも書きましたが、私は62歳の旅人に出会ったことがあります。
もちろん健康で元気であればですが、何歳でも関係ない。
更にその方は”色んな人と交流したい”という気持ちもあって、ホテルの個室ではなく、私と同じようにドミトリーの複数人部屋に泊まってました。
タイで70歳の女性の旅人と出会ったって人も。
さて、結婚や子供、年齢もクリア!!
勇気がない
海外に行きたい、仕事も辞めれる、貯金も頑張って貯めれる、でも・・・勇気がでない。いつかそのうち行きたい。
誰でも経験したことがないことは最初は怖いもの。
もちろんゆっくり考えて決めてもいいし、勇気が出るまで待ってもいい。
でも・・・いつ勇気が出る??いつになったら決断できる?
今でしょ!!
決断に6年もかかった私だからこそ、言いたい。迷ったらせめて〇月までに気持ちが変わらなかったら行く等、期限を決めるのがおすすめ。
私も実際に半年経っても気持ちが変わらなかったら会社を辞めて行くと決めその通りに。決断して会社に報告してしまったらものすごく楽になりました。だってもう行くしかないから。笑
まとめ
いかがでしたか?行きたいけど行けない理由クリアになったでしょうか?
なおも解決できていない方はコメントや直接連絡をもらえれば、解決できる手助けになれるかもしれません。
これは”海外へ行く”ことに限らず、”何か行動したいのにできない”時にも当てはまることかと思います。
”いいなぁ、あの子はすごいなぁ”と思っているだけではなく、自分もそっち側に行ってみる。なにもその人が特別なんじゃない。ただ行動したか、していないかの違いだけ。
後悔のない人生を。
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